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ハーシェル 宇宙望遠鏡 : ウィキペディア日本語版
ハーシェル宇宙望遠鏡[はーしぇるうちゅうぼうえんきょう]

ハーシェル宇宙望遠鏡(ハーシェルうちゅうぼうえんきょう、Herschel Space Observatory)とは、ヨーロッパ宇宙機関赤外線宇宙望遠鏡計画である。2009年5月14日に打ち上げられた。計画名は赤外線を発見したウィリアム・ハーシェルに因んでいる。ハーシェル宇宙望遠鏡は、2013年4月29日に観測運用を終了した。
== 概要 ==
1982年にThijs de Graauw(オランダ宇宙研究所)、Gisbert Winnewissr (ケルン大学), Michael Rowan-Robinson (インペリアル・カレッジ・ロンドン)、Glenn White (Open University、ラザフォード・アップルトン研究所)とMalcolm Longair (ケンブリッジ大学)らにより原案が立てられた。計画の実現までに26年が費やされている。
宇宙望遠鏡はカンヌ・マンドリュー宇宙センターで製造され、アリアン5ロケットで宇宙背景放射を観測するプランク衛星と共に打ち上げられ、地球-太陽の第2ラグランジュ点を中心とする直径70万kmのリサージュ軌道を周回する。打ち上げ費用は11億ユーロ。
観測用の検知器を冷却するための液体ヘリウム(2,300リットル)が枯渇して観測運用を終了した後は、L2点では軌道が不安定になるため、太陽周回軌道 (heliocentric orbit)に投入して地球に数百年間接近しないようにさせた。推進剤が無くなった状態での質量は2.8トンとなる
2013年4月29日、冷却用の液体ヘリウムが尽きたため、科学観測を全て終了した〔Herschel closes its eyes on the Universe ''esa'' 〕。
冷却用の液体ヘリウムを使い果たして観測運用を終えたハーシェル宇宙望遠鏡は、太陽周回軌道へ移動したのち、軌道上では通常できない制御技術のテストベッドとして使われ、2013年6月17日に最後のコマンドが送信されて運用を終了した。まず、5月13日から14日にかけて7時間45分のスラスタ噴射が行われ、これによりL2点から地球よりも外側の軌道へ移動した。次いで6月17日に最後のスラスタ噴射が行われ、燃料をすべて使い果たした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Herschel Space Observatory 」があります。



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